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認知症でも自宅で過ごせる!介護保険の訪問サービスについて解説。

2021年7月15日

高齢者が住み慣れた地域で生活する上で、介護保険の利用は欠かせません。介護保険の在宅サービスには、様々な種類がありますが、今回は訪問サービスを紹介します。
自宅での在宅サービスを検討していた方は、ぜひ参考にしてみてください。

在宅サービスを利用する方法

在宅サービスを利用するには、まずお住まいの区役所で介護保険を申請し、要支援・要介護認定を受ける必要があります。
認定が下りたら、ケアマネジャーを決めて、どんなサービスを利用したいか相談します。その相談結果をもとに、ケアプランを作成してもらうことで、サービスを利用できるようになります。
ケアマネジャーは、要支援・要介護で管轄が異なります。要支援の場合は、お住まいの地域包括支援センターです。住所ごとに管轄が決められています。要介護の場合は、居宅介護支援事業所へ相談しましょう。
認定が下りるまでは約1ヶ月かかります。認定が下りる前にサービスを利用したい場合、暫定で利用できる可能性があるため、ケアマネジャーへ相談することをおすすめします。

自宅に訪問してもらうサービス

自宅にヘルパーや看護師などの専門職が訪問してくれるサービスです。

ヘルパー

ホームヘルパーが自宅を訪問し、食事・入浴・排せつなどの身体介護や、調理・洗濯・掃除・買い物などの生活援助を行ってくれます。
制度上、生活支援は同居家族がいると、利用することが難しいですが、同居家族が高齢・障害者の場合、利用できる場合があります。

訪問看護

訪問看護事業所や医療機関の看護師などが、主治医の指示に基づき健康状態を確認してくれます。主には病状の観察、内服管理、栄養状態、褥瘡(床ずれ)の処置、吸痰などを行ってくれます。
事業所によっては、24時間体制を取っているところがあります。夜間に病状が悪化した場合なども対応してくれるので安心です。
病状によっては、医療保険の訪問看護が優先される場合もあるため、ケアマネジャーと相談しましょう。

訪問リハビリ

理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などリハビリの専門職が自宅を訪問し、主治医の指示に基づきリハビリを行います。
自宅内で寝返り、起き上がり、歩行などの訓練や、自宅内の生活動作の訓練、自宅環境の確認などを行います。またマッサージや、屋外歩行の評価をしてくれることもあります。

訪問入浴

浴室の環境や利用者の身体状況より、自宅の浴槽で入浴ができない場合、通所サービスを利用できない場合におすすめです。
自宅に組み立て式の浴槽を持ってきてもらい、寝たまま入浴できます。また希望に合わせて、部分浴も可能です。

居宅療養管理指導

医師、歯科医師、薬剤師、栄養士などが自宅を訪問し、医学的な管理や指導を行います。
「認知症で1人で薬が飲めなくなってきた」「食べる量が減ってきて、栄養指導を受けたい」などで困っている人にはぴったりです。
居宅療養管理指導と似ているもので、往診や訪問診療があります。居宅療養指導は、あくまでも指導や助言を受けるため、医療行為を受けることはできません。医療行為を望む方は、医療保険の往診や訪問診療を利用しましょう。

認知症の人におすすめのサービスとは?

認知症は環境が変化すると、不安を感じたり、落ち着かなくなったりすることがあります。そのため様々なサービスを組み合わせる場合は、『小規模多機能型居宅介護』がおすすめです。訪問・通所・宿泊を全て同じ事業所で受けることができます。環境だけでなく、顔なじみのスタッフが対応してくれるので、利用者の安心感に繋がります。

まとめ

今回は介護保険の訪問サービスについて紹介しました。外に出るのが苦手な方や寝たきりの方には、訪問サービスがぴったりと言えます。サービスを利用することで、家族の介護負担軽減にも繋がります。自宅で長く生活するために、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

01
認知症の基礎知識
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認知症かなと思ったら?
ご自身や家族が認知症かもしれないと思ったときに見ておきたい情報をまとめています。
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