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介護老人保健施設(老健)とは?わかりやすく解説

2021年4月7日

介護施設には様々な種類があります。その中に介護老人保健施設があります。
「認知症でも入所できるの?」「どのくらいの期間入所できるの?」と気になる方も多いはず。
今回は介護老人保健施設の入所条件や、メリット・デメリットなどを紹介します。施設選びに迷っていた方は、ぜひ参考にしてください。

介護老人保健施設(老健)とは

介護老人保健施設(老健)は、短期間リハビリができる施設です。
例えば「病院に入院していた方が自宅に帰るまで少しリハビリをする」「自宅生活が困難で施設入所をしたいが、空きがなく入所できない場合のワンクッション」「雪の心配があり、冬の間だけ老健で過ごす」などがあります。
上記に共通するのは、長期的ではなく、あくまでも一時的に入所する施設ということです。
そして自宅や施設などの在宅復帰を目指すことになります。
入所申し込みをすれば、そこまで待機期間なく入所できることが多いです。

老健は医師(施設長)、看護師、介護士だけでなく、リハビリスタッフも常駐しています。
食事の提供から、入浴・排泄・食事等の日常生活全般の介護やリハビリなどの機能訓練・健康管理などを行っています。
医師がいるため、内服薬も老健内で処方してもらえます。ただし内服薬によっては、老健で扱っていないものもあるため、事前に確認が必要です。

老健には従来型・ユニット型があります。
従来型は4人部屋だけでなく、2人部屋や個室があります。一方ユニット型は全て個室です。10人前後の少人数ごとに介護を行います。特養と同じく、ユニットごとに介護職員が配置されており、一人一人に合わせたケアが可能です。

入所条件や料金

短期間しか入所できない老健ですが、入所条件や料金がどのようになっているかを解説していきます。

入所条件

要介護1以上の方が対象です。
老健に医師や看護師はいますが、治療ができるわけではないため、あくまでも病状が安定している方が対象になります。
老健内で内服薬を処方するため、内服薬の種類によっては処方ができず、入所が難しい可能性も。

入所を希望したい場合、まずは老健へ直接申し込みをします。その上で老健内で入所の判定会議を行い、入所可否を決定します。判定会議にあたり、かかりつけ医からの紹介状や内服薬の情報が必要になることが多いです。

料金

老健は介護施設の中でも、比較的料金が安い施設です。
料金の内訳は、居住費、食費、介護サービス費など。おむつ代も介護サービス費に含まれており、別途でかかることはありません。福祉用具費も不要です。

従来型 個室10万円前後、多床室8〜9万円
ユニット型 15万円前後

介護度や世帯収入によって料金が異なります。低所得の方向けに、食費などの減免措置もあるため、老健の相談員へ相談してみることをおすすめします。

介護老人保健施設のメリット・デメリット

短期間の入所でリハビリができる介護老人保健施設。メリット・デメリットをそれぞれ紹介します。

メリット デメリット
・費用が安い
・24時間介護が受けられる
・リハビリができる
・医療体制に限界
・入所期間が限られている

認知症でも入所できる?

結論として、老健は認知症でも入所可能です。
ユニット型のような少人数であれば、環境にも慣れやすいです。
老健によっては、一般棟と認知症専門棟に分かれている場合があります。認知症専門棟であれば、認知症に理解のあるスタッフが対応するため、一人一人に合わせたケアを受けることができます。

まとめ

介護老人保健施設は、介護施設では唯一リハビリスタッフの常駐が義務付けられている施設です。ただし入所期間が限られているため、目的を持って入所することが必要です。
リハビリをしたい方や自宅での生活が困難になってきた方は、一度入所を検討してみてください。