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認知症の症状には暴言や暴力もある?原因や対処法を簡単に解説

2021年5月6日

認知症の方は、体調によっては激しい怒りが表に出てしまうこともあります。本人が気持ちを表現するためにときには暴力につながることもあるでしょう。
家族にとっては「どうしたら改善するのか?」と、態度の変化に戸惑ってしまうポイントの一つです。
今回は、認知症の症状である暴言や暴力の原因、対処法についてまとめました。

認知症が暴言や暴力につながる原因とは?

理性をコントロールしている脳が働きにくくなった結果、自分の不快感を伝える表現として手や口が出てしまうこともあります。
相手にうまく伝えられないもどかしさから、強い言動が出てしまうのです。
また、治療のために飲んでいる薬の副作用から、体に不調を感じて暴力や暴言につながることもあります。日常生活においては不快感につながる出来事がないか、睡眠や排便、食事の状況を観察してみましょう。
本人がうまく状況を態度で伝えられない場合も多くあるため、落ち着いて真意を探ってみてください。

不安の感情から暴言や暴力につながりやすい

認知症の方が不満を感じやすいポイントは、相手に傷つけられたと感じるときです。
「理解されていない」という孤独感から、激しい感情を相手にぶつけがちになることもあります。
本人も自分の変化に戸惑っていることも多いため、わかってほしい気持ちから周りにいる人に気持ちをぶつけやすくなるのです。

認知症の暴言や暴力への対処法とは?

基本として認知症を抱える方に対して、周りは傾聴してあげる姿勢が大切です。
感情を理解してもらえたという安心感があると、少しずつ穏やかに過ごせる時間が増えるかもしれません。
以下では、3つにわけて簡単に対処法を解説しました。家族の介護に関わる方は、自分のできる範囲で取り入れてみてください。

相手を否定する言動を取らない

認知症の方が不可解な言動をすることがあっても、できる範囲で否定せずに共感してあげる姿勢を意識してみてください。
認知症の方は、病気の症状から記憶の混乱など、さまざまな症状が出てくることもあります。周りの人が否定せずに理解を示してあげることで、認知症の人が感じる不安感を和らげてあげられます。

本人と距離を置いてみる

認知症の方からできる範囲で心の距離、物理的な距離を置く方法も考えてみて下さい。
本人の言動に対しては「病気の症状が出ているだけ」と考えてみてください。
介護に疲れてしまうことを避けるためには、認知症は病気だから仕方ないと割り切る面も必要になります。

違うことに意識を向けさせる

認知症の方が怒り出したときは、感情が落ち着いてきたタイミングで別の話題に切り替えてしまう方法も有効です。
怒りの対象から違うことに意識が向くと、怒りの感情がおさまりやすくなります。
例えば、トイレや食事の話題に切り替えるなどの方法があげられます。まずは相手の話しに耳を傾けてあげてみてください。

まとめ

認知症の症状である暴言や暴力の原因、対処法について見てきました。
暴力や暴言につながる原因には、身体的な不快感、不安な気持ちが高まっているときに起きやすくなります。
対処法としては、相手に共感する姿勢をとったり別のことに意識をそらしたりする方法があげられるでしょう。
さまざまな方法を試しながらも、暴力や暴言に家族がつらい気持ちを感じたときは、距離を置いてみることも必要です。ひとりで抱え込まず、ぜひ専門家の力を借りてみてください。

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