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住之江区 さざんかオレンジチームの紹介

2021年2月2日

おれんじねっとでは、大阪市各区「オレンジチーム」の活動などをシリーズでご紹介しています。今回は、看護師で副所長でもある藤田恵子(ふじた・けいこ)さん、主任介護支援専門員で推進員の荒川好江(あらかわ・よしえ)さん、介護福祉士で推進員の後藤直美(ごとう・なおみ)さんにお話をお聞きしてきました。

さざんかオレンジチームについてお聞かせください

さざんかオレンジチームは、チーム医2人(認知症専門医1人、サポート医1人)と、私たち3人のチーム員で活動しています。
専門医の先生が熱心に「認知症を理解する会」を、住之江区内を回って月に1回実施してくれています。昨年までは10~20人ほど集まっていただいていましたが、今は人数を制限し少人数で開催しています。私たちチーム員も同行し、ご家族の理解が少しでも深まるように活動しています。
サポート医の先生は私たちが苦手なIT(MCSやZOOMなど)の導入を手伝ってくれています。
また、社会福祉法人健成会しらなみが「家族を支える会」を手探りで始めています。6カ月の期間を過ぎた方とも必要な時はここで繋がりを保つようにしています。

皆さんの活動におけるエピソードなどをお聞かせください

住之江区は大阪24区の中で一番広いんです。私たちは「本土」と呼んでいる住吉大社や住之江公園がある幅広い年代の方が暮らす地域、そしてこの施設がある南港の新しい「島」となるエリアです。本土は距離があるので関連施設に間借りをし、住之江公園駅に自転車を置いて(間は地下鉄を利用して)活動しています。地域の方々とは包括支援センターやブランチと連携して、関係性を深めるようにしています。
私たちはそれぞれ立場が違うので、一人の方に対してもアプローチが違うんです。例えば食事のことなら、看護師の藤田はその方が「何を食べているのか」など身体を中心に考えます。介護目線の荒川、後藤は「どのような環境で食べているのか?冷蔵庫の中は?」など環境から考えます。そして包括支援センターの方は「交友関係や日常」といったところから考えます。目線が違うから色々な角度でその人を理解することができていると思います。

以前、認知症の奥さんをもつ昔気質な男性に「優しく接してあげてください」と話したところ「優しい言葉なんてかけられるか!」と拒まれたことがあります。時間をかけてタイミングをみては具体的に「このように話してみては?」などを伝えてきたところ、優しい言葉をかけてみてくれたそうです。そしたら奥さんの表情がとても柔らかくなったことに驚いて「言われるようにやったら、最近可愛いと思えるようになったわ」と笑って話してくれました。このような話が聞けると、この仕事をやっていて良かったと思えますね。

住之江区の将来に何を期待しますか

家族の会などでは、まだ「周りの偏見」が気になって協力を得られにくい。という話も聞きます。「認知症は特別なものではない」ということを知ってもらう機会をもっと作っていきたいです。「自分ごと」として手を差し伸べられる社会を目指して、子供さんなどへも認知症を知ってもらう活動もしていきたいと思います。
若年性認知症の方のことは企業の理解ももっと広まったらいいなと思います。

「おれんじねっと」を通じて伝えたいことをお聞かせください

ITに弱いメンバーですが、何でもお気軽にお問い合わせください。場所はポートタウン西駅の「デイリーカナートポートタウン店」の1Fにあります。お買い物ついでにでもぜひお立ち寄りください。

さざんかオレンジチーム(さきしま地域包括支援センター)
住所: 〒559-0033 大阪市住之江区南港中2-1-109
電話番号: 06-6686-0431
開設時間:9時〜17時
休業日:日・祝日・年末年始

〇大阪市の認知症初期集中支援チーム

執筆:おれんじねっと編集部  花田 康

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