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港区オレンジチーム ~チーム員・地域支援推進員 南さんの紹介~

2020年10月7日

おれんじねっとでは、大阪市各区「オレンジチーム」の活動などをシリーズでご紹介しています。今回は、港区のみなとオレンジチームの南 幸恵さんにお話をお聞きしてきました。

港区のオレンジチームについてお聞かせください

平成28年に大阪市の認知症初期集中支援チームができた4月ごろから活動を開始し、現在3人で活動しています。港区は大阪市内でも人口の少ない区(人口約81,000人、24区中19番目/平成30年統計)で地域包括支援センターも2ヵ所しかないのですが、主要道路が東西に走っていて、自転車では比較的動きがとりやすいエリアです。
チーム内では一人に集中しないよう情報共有をしているとともに、他の機関との連携も大切にしています。

▲左から、精神保健福祉士・西山 緑さん、介護福祉士・南 幸恵さん、介護支援専門員・桝元 潤一さん
ブランチ(包括支援センターの支店的な窓口)3カ所やいこいの家(見守りコーディネーター)など地域に密着した方がいるので自宅訪問した時などはとても助かっています。また三師会(医師、薬剤師、歯科医師)との連携がとても良好なのも特徴です。

南さんのプロフィールとエピソードなどをお聞かせください

私は保育士をしていたのですが、出産を経て子供の手がかからなくなってきた頃に「サービス提供責任者」という仕事へ進むようになりました。
人と接する仕事は保育士も同じなので在宅へはいっていく仕事には抵抗はありませんでしたが、ギャップは多く常に手探りの状態でした。
エピソードは、辛い思い出でもあるのですが、50代の若年性認知症の方と連絡がとれなくなり、自宅へ伺った時には息を引き取っていたことがありました。それがずっと心に残っています。大家さんやご家族の了解を得ていてもそのような事態になってしまったので、一戸建てや市営住宅に独りでお住いの方はとても難しい問題だと痛感しました。
それ以来は認知症だけにとらわれず「どのような持病を持っているのか」などももっとアセスメントするように心がけています。
また、市営住宅に独りでお住いの方が施設か在宅か悩んだ末、グループホームに入所し我が家のように穏やかに生活されているのを見たときは「安心して安全に暮らせるのが一番かな」とも思うようになりました。
その人に合った支援をすることが重要で、そのためには「話を聞き」無理のないサービス(支援)を心がけています。
私たちの仕事はファーストタッチ=早めに色々な機関につなぐこと。ずっと傍でしてあげられることには限りがあるので、早く次の専門機関へとつなぐファーストタッチの立場は忘れないようにしています。

港区の将来に何を期待しますか

地域の見守り体制が充実しているエリアになればいいと思っています。医師会、市役所、オレンジチームで「認知症ケアパス」の作成にも取り掛かっています。

「おれんじねっと」を通じて伝えたいことをお聞かせください

月曜から土曜、9:00~17:30ご相談を受け付けています。朝潮橋の駅すぐ近くです。区役所などから聞いて相談に来られる方も多いので、お気軽にお越しください。
取材先:みなとオレンジチーム(港区南部地域包括支援センター)
住所:大阪市港区池島1-1-18
電話番号:06-6536-8198

執 筆:花田 康