活気があるかを見極めよう!【介護サービスの選び方】
要介護または要支援の認定おりると、業者を決めて、そこのケアマネージャーさんがケアプランを作成してくれます。
ここまでくると、書類申請などの作業を一段落終えて安心してしまっている人がいますが、大事なのはそこからです。
本人の希望も聞きながら利用するサービスを検討しく際には何重ものフィルターを通して慎重に選ぶことが重要です。
それでは、実際に注意すべきところはどこなのかを見ていきましょう。
まかせっきりは危険
中には「こういったサービスを利用したい」という強い意思を表示する方もいますが、「なんでもいいよ」といったようなおまかせスタイルの人も多いのではないでしょうか?
しかし、こういった安易な考えは危険です。
ケアマネージャーの方からすれば、何でも良いと言われたり、具体的な指示がなければ自分の事業所の関連サービスを提案することがほとんどでしょう。
なぜなら、同事業所のサービスを利用することで連携がしやすいという点と、実際にサービス内容について熟知出来ているというメリットがあるからです。
これは悪いことではありません。しかし、実際に本人や家族が希望していたものと一致しているとは限らないのです。
もちろん提案された同系列の事業所がとてもニーズを捉えている、そして満足がいくことはあります。
なので、提案されたところは必ず家族と本人が一緒に見学・体験にいって、どういった場所なのかをしっかりと理解した上で申し込みをするようにしておきましょう。
本人と家族のニーズを明確化する
見学に行った結果、本人が行きたいと思い、気に入ったとしても、家族のニーズに合わなければ再検討が必要です。
実際にサービスを利用する本人の意思を尊重することは確かに大切ですが、家族の仕事時間と送迎が来る時間が丸かぶりしていて、対応するのが困難であれば大変ですね。
勤務先が時間をずらしてくれるようであれば解決するかも知れませんが、勤務時間帯を変更することで給料を大幅に減らしてしまい、生活が困難になってしまうようなことになれば、元も子もありませんね。
また、見学・体験に行ったはいいものの、比べてみたときに良し悪しがわからないといったこともあるでしょう。実際にある程度の期間利用してみなければ見えてこないことは多いので、当然のことだと言えます。
そういったときは、その現場や勤務しているスタッフに活気があるかを指標としてみるのが良いでしょう。
テンションが高いスタッフさんが多い場合、そのサービスを利用する人たちへ活気を与えてくれることになります。これは介護という仕事においては大切なことです。
しかし、スタッフだけがテンション高く、サービスを利用している人たちが楽しくなさそうにしていたり、混乱しているようなところは要注意かも知れません。その場だけ取り繕っているということも考えられますね。
管理者や施設長などといった、普段は見えにくいところまで目を配ってみると、見学の段階でもある程度比較対象となる情報材料は集められるでしょう。
おまけ:表彰式はありますか?
最後に事業所選びの際に使えるおまけアドバイスです。
高齢になると多くの人が直面するのが「認知症」です。そして、「表彰をする」ということが、認知症の進行予防に効果的だと言われています。
通所サービスであれば、そこのレクリエーションでそういったことが実施されているかどうか、または皆勤賞やがんばった賞などを積極的に取り入れているところは、大きな魅力だと思っても良いでしょう。