要介護認定調査について教えてください

Q:要介護認定調査について教えてください
ケアマネさん、今回もよろしくお願いします
はい。それでは始めましょう。
要介護認定調査は、利用できるサービス量を決める「要介護認定度」を確定するために必要な調査です。
調査は、認定調査員が行います。所要時間は1時間程度ですが、本人だけだと取り繕ってしまい、介護が必要な状況を正確に把握できないこともあるので、必ず様子の分かる家族が立ち会うことになっています。
調査項目は、全部で74項目。麻痺の有無、関節の動く範囲、寝返りや起き上がりができるか、座っていられるか、立てるかなどの身体機能や動作から、金銭管理や買い物ができるかなど社会生活への適応までで、公平に情報収集をするため、必ず聞くことが決まっています。
本人の様子のことで、本人前で話しづらい、もの忘れの程度や生活の困りごとなどはメモにまとめて調査員に渡すと良いですね。
メモにまとめると良いことの例を下記にまとめてあげてありますので、参考にしてください。
- 起き上がり動作、歩行、排泄、入浴、着替え、食事、服薬の様子と、家族や周囲の人の支援方法
- 一人歩き、妄想、幻覚、不穏、暴言、暴力などの行動・心理状況と、家族や周囲の人の対応方法
- 「1日〇回」「週〇回」などの回数もあると参考になる
参考:厚生労働省「認定調査票19参考:「家族のためのはじめての認知症ケアガイド」松永慎史著 中央法規出版