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高齢の家族が無駄なものを買ってくるのですが、対策はありますか?

 Q:家族が同じ調味料をたくさん買って来るので、困っています

 

 認知機能が低下すると、買い物のトラブルは増えてきます。

冷蔵庫の中の有無に関わらず同じものをたくさん買ってしまう、高額な商品を財布の中身を考えず買ってしまうこともあるようです。

買い物自体を禁止してしまうことも考えたくなりますが、買い物はコミュニケーションやいろいろな判断を必要としますから、認知症予防や進行を遅らせるためはとても良いのです。

買い物をリハビリの一つにしている施設もありますよ。

 買い物を禁止するのではなく、トラブルを回避するためにちょっと工夫してみましょう。

  • 一緒に買い物に行く
  • 「買うものメモ」と「買わなくていいものメモ」を作る
  • 冷蔵庫の中を写真に撮る
  • レシートは捨てない
  • クーリングオフ制度を使う

 「買わなくていいものメモ」があると、買い物途中で不安になってもムダに買うことを避けられます。

買い物前に冷蔵庫の中を撮影しておくと、出先で写真を確認できます。
買い物メモ作りなどと一緒に、買い物に行く時の準備として習慣化できるとよいですね。

クーリングオフ制度とは「契約書受領後8日以内は自由に返品できる制度」のことです。高額商品など購入時には、この制度を使って適切に返品しましょう。

参照:あたまとからだを元気にするMCIハンドブック(第2版)

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