認知症や軽度認知機能障害の医療機関以外の相談先は?
Q:家族に受診をすすめても行きたがらなくって。私だけでも相談にいけるところはありますか?
「不安になって誰かに相談したいけれど、お医者さんはちょっと…」と思う場合には、地域に気軽に相談できる場所もありますよ。
- 地域包括支援センター
- 家族会
- 認知症カフェ
- 民生委員
地域包括支援センター
地域包括支援センターの職員は、保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員という資格を持った専門職です。
相談は無料、解決方法を一緒に考えてくれます。地域包括支援センターがどこにあるか分からない場合には、市町村などに確認してください。
家族会
家族会は認知症の介護経験のある人が、より身近な立場で相談に対応してくれます。
市町村、地域包括支援センター、医療機関などが家族支援の一環で開催している場合が多いので、相談会や勉強会で気になるプログラムがあったら参加してみましょう。
全国規模の団体があったり、電話相談を受け付けている場合もあります。
認知症カフェ
認知症カフェは全国で8,000か所以上あると言われています。月1回2時間程度が多く、参加費は無料~数百円程度です。
市町村窓口や地域包括支援センターに聞いてみたり、インターネットで「認知症カフェ 〇〇(地域名)」と検索してみたりしましょう。
民生委員
民生委員は、地域住民から課題を聞き取ったり相談に対応したりする、厚生労働大臣から委嘱された人です。
任期は3年、相談を受けたら、支援・調整・情報提供をしてくれます。
在住の市町村窓口に連絡すると担当の民生委員を教えてもらえます。ただし、民生委員は一住民です。過度な相談には気をつけてください。
参考:どこに相談する? 「家族のためのはじめての認知症ケアガイド」松永慎史著 中央法規出版