【介護者の心と体】Q. 介護疲れを感じています。限界を感じる前にできることはありますか?

Q:毎日のがんばりに、少し疲れを感じてきて…。倒れてしまう前に、何かできることはありますか?
介護を続けていく中で、疲れを感じるのは自然なことです。
大切なのは、その疲れが限界を超える前に、適切に対処することです。ご自身を大切にすることも、質の高い介護には不可欠ですよ。
具体的にはどうすればよいのでしょうか?
まず、介護サービスを上手に利用して、ご自身の時間を作りましょう。
例えば、デイサービスやショートステイを利用すれば、介護から離れてリフレッシュする時間や、休息を取る時間を確保できます。自宅での介護サービスも、身体的な負担を軽減してくれます。
なるほど~
次に、一人で抱え込まず、相談相手を見つけることも大切です。
ケアマネジャーや地域包括支援センターは、公的な相談窓口として頼りになります。
また、家族や親族、友人や知人など、身近な人に話を聞いてもらうだけでも気持ちが楽になることがあります。
同じように介護をしている人たちが集まるのが、「家族会」です。家族会では、共感や具体的なアドバイスをもらえることもあります。必要であれば、医師やカウンセラーといった専門機関に相談することも考えてみてください。
そして、日々の介護の負担を少しでも軽くする工夫を取り入れましょう。
介護用品や福祉用具を活用すれば、介助が楽になったり、ご本人の自立を促せたりします。
また、認知症に関する情報を集めると、対応のヒントが見つかることもあります。
何よりも、「完璧な介護を目指さない」という気持ちが大切です。
少し手を抜けるところは抜いて、ご自身を追い詰めないようにしましょう。
介護は長期戦になることも少なくありません。
ご自身の心と体の健康を第一に考え、利用できるサポートは積極的に活用しながら、無理なく介護を続けていきましょうね。