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「オンラインファッションショー」in泉佐野たんぽぽの会

2020年8月22日

身体が不自由になってもファッションや音楽を楽しみ、人生の主役になれる「福祉×ファッションショー」をテーマに、大阪府や兵庫県の福祉施設でおじいちゃんおばあちゃんとファッションショーを開催しているフクシル。
コロナ禍でリアルイベントが開催できないこの時期に新たな取り組みとして始めたのが「オンラインファッションショー」。
そのオンラインファッションショーとはどういうものか、そしてこれからどのような展開を考えているのかを、フクシル代表の倉橋さんにお聞きしました。

「福祉×ファッションショー」についてお聞かせください。

「人生にスポットライトを」というコンセプトのもと、特に介護施設に入居している利用者さんを対象にファッションショーのモデルになっていただき、好きな服や憧れの衣装を着て、好きな音楽を流してランウェイに登場いただくイベントを介護施設側と一緒に企画運営しております。
車いす用の着物やドレスのレンタル、ヘアメイクのプロデュース、イベント運営までトータルに施設側にかかるイベント業務をサポートしております。
特に大切にしているのは、モデルさんが楽しむだけではなく介護職員、ご家族、地域の方々(地元の小学生や中学生)など様々な方と一緒にランウェイを歩いてもらったり、みんなが主役になって笑顔になれるファッションショーを目指しています。

泉佐野たんぽぽの会で開催することになった経緯は?

自社のイベントで利用者さんにいつもスポットライトをあてておられるのを知っていて、以前から交流させて頂いており、今回のオンラインでの試みを打診させてもらったところ快諾いただきました。
▼オンラインファッションショーの様子

今回オンラインで開催されて苦労された点をお聞かせください。

まだ全国的にもオンラインで、かつ生配信でファッションショーイベントをやっている事例が介護業界だけでなくほとんどなさそうだったため、企画内容や準備、運営について手探りでした。
映像をあとから編集してVTRを流すことも考えたのですがやはり生の温かみのある双方向コミュニケーションというのがフクシルとしては重要視しているので生配信にこだわりました。

オンライン開催でよかった点や喜ばれたことは?

リアルのほうがやはり良かったという声はあったのですが、没入できた、感動した。というお声も頂きましたし、何より出演いただいたモデルさんがオンライン上の参加者の皆さんと楽しそうに交流いただいたこと、オンラインで参加されたご家族と交流いただいたことが良かったかなと思います。

あとは、フクシルとしてこだわっているユニバーサル衣装も本人、ご家族さんに喜んでいただけたことも良かったです。

ファッションショーを通じて目指すところをお聞かせください。

コロナ禍ではリアルのイベント開催はなかなか難しいので、全国の介護施設の高齢者さんがこの状況でもファッションや音楽を楽しんで、沢山の方と交流ができるようなファッションショーをオンラインで開催していきたいです。
コロナが明けたらまた直接皆さんの笑顔が見えることを楽しみにしながら、しっかり現状できることをがんばっていきたいと思います。
そして、この「おれんじねっと」を通じて、私たちのイベント活動をご紹介していきます。
フクシル株式会社 代表取締役 倉橋健太さん

取材:花田 康