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【健ラボ通信Vol.8】楽しみながら健康習慣が身に付く「健康科学研究応援隊」とは?

2022年6月14日

アクセス便利な都心部の商業施設や街の薬局などで健康測定や食事・生活習慣のアドバイスを行い、地域の人々の健康づくりを提案している認定特定非営利活動法人・健康ラボステーション。
そんな健ラボの取り組みのひとつ、「健康科学研究応援隊」をご存知ですか?
今回はこの「健康科学研究応援隊」、通称「けんけん応援隊」の活動についてお伝えします。

健ラボがサポートする「健康科学研究応援隊」とは?

コロナ禍に突入して2年以上が過ぎた今、多くの人々や企業がこれまで以上に“健康”に関心を寄せています。健康維持や免疫力アップを目指すための商品やサービスも続々登場していますが、これらを生み出すためには事前に様々な研究や市場調査が必要です。

健ラボがサポートしている「健康科学研究応援隊」(以下、けんけん応援隊)とは、そうした研究・開発に参加してくれるメンバーが集結したグループのこと。20歳以上の男女なら誰でも無料で参加することができ、健康や暮らしに関する有益な情報を得ることもできるので、楽しみながら健康習慣を身に付けたり、新商品開発の協力という形で社会貢献をすることもできるのです。

けんけん応援隊ではこんな活動をしています

けんけん応援隊の主な活動は2つあります。

1つは、健康関連の新しい商品やサービスを実際に体験し、その使用感や感想を伝えること。新商品や新サービスを開発したい企業からオファーが届くと、けんけん応援隊のメンバーから希望者を募集。
選ばれたメンバーは健康測定やアンケートに協力したり、商品やサービスを実際に体験するなど、様々な方法で研究に参加します。研究内容によっては家庭用血圧計やスマートウォッチなどの機器が貸与されたり、自費では高価な検査を手ごろな費用で受けられたり、協力金をもらえることも。

参加経験者からは「体重や体調を毎日計測しているとだんだん“楽しみな習慣”になってくるし、よい記録になる」「自分の体に意識を向ける習慣が身に付いた」「自分のデータや意見から新しい商品が生み出されるのはワクワクする」という声が数多く届いているように、健康管理と社会貢献が一度にできるところに魅力を感じている人も少なくないようです。

研究対象となる商品やサービスはいずれもすでに安全性が確保されたもの、または世の中に商品として流通しているものばかりなので、不安を感じず活動に参加できるのもメリット。
また、期間中にもし合わないと感じたら中断することも可能…とフレキシブルに対応してもらえるので、気軽に商品開発に参加することができます。

もう1つは、半年に一度、3つの測定が無料で受けられることです。けんけん応援隊メンバー向けの測定会では、体組成や筋力、血流の状況を測定。その結果に基づいたアドバイスを管理栄養士から受けることができるので、自分の体が今どのような状態なのか、さらなる健康のためには何が必要なのかをより深く知ることができます。
また、測定データはマイページでいつでも確認できるため、健康管理ツールとしても活用可能。測定結果をグラフで見ることができるので、健康習慣のモチベーションアップにも役立てることができます。

けんけん応援隊が今後目指すこと

活動に参加することで、楽しみながら健康を意識できるけんけん応援隊。
「“よりよいものを世の中に送り出すためなら協力したい”“世のため人のため、そして自分の健康のためになることをしたい”という同じ志を持つ仲間を、全国30,000人を目標に募集しています。
活動に伴う個人情報や測定データをどこまで提供するかという選択権はご自身にあるので、無理のない範囲でご協力いただければ」と話すのは、健康ラボステーション理事長の浦田千昌(うらた・ちあき)さん。
「集められた情報や測定データは一般社団法人で厳格に管理しています。隊員の中には『けんけん応援隊での活動で自身の健康に対する気付きを得て、意識や生活が変化した』という方も。今後も様々な企業や研究所との共同研究を通じ、自分の健康のために活動していたら結果的に社会貢献につながった、というよい循環の発生を目指していきたいですね」。

健康科学研究応援隊(けんけん応援隊)への申し込み

▼ご入会はこちら
https://phro.j-phr.org/recruit/start/21936792

健康ラボステーションの活動を紹介するシリーズ「健ラボ通信」。

Vol.1:「楽しみながら病気の予防を」

Vol.2:「食」の楽しみ提案 健康づくりをアドバイス 管理栄養士

Vol.3:まちの「かかりつけ薬局」に 健康づくりに薬剤師ができること

Vol.4:コロナ禍の知恵 オンラインで健康づくりをアドバイス

Vol.5:【健ラボ通信vol5】画像やデータで体を〝見える化〟 健康測定を体験した

Vol.6:【健ラボ通信vol6】認知症になっても安心して暮らせるまちに 認知症サポーター養成講座をおすすめします

Vol.7:【健ラボ通信 Vol.7】快適で楽しく生きるために大切な、「姿勢と歩き方」

組織案内

認定特定非営利活動法人 健康ラボステーション
所在地:大阪市北区天満橋1-8-30  OAPタワー10階1005号
電話番号:06-6948-8015

 

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