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それ、逆効果ですよ!認知症を悪化させてしまう3要素

超高齢化社会の日本において、認知症というものに対して多くの人がマイナスのイメージを抱いてしまっています。

ですが、それこそが認知症そのものを悪化させる最大の原因だったのです。

今回は「認知症を悪化させてしまう3要素」についてご紹介します。

 

「認知症=不幸」の公式は間違いです

「認知症になって何もできなくなるなら、死んだほうがいい」

中にはそう言って認知症というものから向き合わない人もいます。ですが、これは認知症になることが不幸の始まりだと考えてしまっているからです。

ですが、このマイナスイメージこそが認知症をより悪化してしまいます。

 

不安こそが火に油

不安が積もれば積もるほど、周りにも影響して「認知症だからダメだ」という結論に達してしまいます。ですが、その負のサイクルが続いている以上改善することは絶対にありません。むしろ、それこそが「認知症になったから何もできなくなる」ということを実現させてしまっているのです。

 

第2の人生の始まり

では、認知症にはどのように立ち向かえば良いのでしょうか。

簡単なことです。素直に受け止めて「第2の人生の始まり」と思うようにしましょう。

悪化させないためにも、意識的に頭を使って刺激をえることに時間をつかうことが最大の予防です。今までは友人関係が少なかった人も、これを気に近所の人や老人会などのグループへ参加して、他人との会話を楽しむようにしても良いでしょう。趣味をもって、それに没頭するような時間をつくることも効果的です。

今までと同じことを続けていてはダメだ、ということを身体が教えてくれているのだからこそ、ぜひそれを機会に行動を起こしてみてください。新たな人生のきっかけを作ってくれる認知症は、考え方を少し変えれば、実は幸せの始まりなのかも知れません。

 

完璧主義は捨てましょう

多くの人が至る場面で無意識に完璧を求めています。ですが、それこそが心にも身体にも負担をかけてしまうことになり、認知症になったさいに悪化の要因となってしまいます。

 

認知症はミスではありません

認知症を発症することは、人生におけるミスではありません。もし若い頃から頭を使うように努力して、認知症予防に効果的なことを毎日徹底的に続けていたとしても、認知症になることはあります。この業界の第一人者と言われている長谷川和夫医師も、認知症になったことを公表しています。

年齢を重ねていくにつれ、認知症は必ずといって良いほど誰もが通る道です。だからこそ、「来るべきときが来た」と受け止め、共に生活しようと考えるようにしておく必要があります。

これは本人だけでなく、周りで支える家族にとってもです。

年を重ねれば重ねるほど、必ず支えが必要になります。その支えになるべき家族が不安を抱えていれば、それは当事者にも必ず影響を及ぼしてしまいますので、そうならないためにも認知症というものを受け止めて共存しなければいけないのです。

 

隠蔽体質は致命傷

認知症にとって良くない最後の1つが「隠すこと」です。

最近物忘れが激しくなっていたり、やったことが思い出せなくなっていれば、多くの人が認知症を疑います。ですが、それを認めたくないからこそ、目をそらしてしまったり、本人においては自分が認知症になったということを知られたくなく、接している人たちへそのことを隠し遠そうとしてしまうことが多いのです。

ですが、それは完全に逆効果です。

 

あれができないより”これができる”

多くの人が、病気や認知症などになれば「できないこと」をピックアップしてしまいます。ですが、本当に大切なのは「何ができるか」を明確にすることです。

認知症になると、「思い出せなくなる」ではなく「覚えられなくなる」ということがほとんどです。英語がペラペラだった人が、いきなり英語を話せなくようにはならず、料理上手だった人がいきなり料理下手になるわけではありません。

だからこそ、今まで出来ていたことは原則として「できること」だと考えておいてあげましょう。そうすれば、意外にも出来ることが多いということに気づくはずです。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、認知症に対して多くの人が抱いてしまいがちな3つのマイナスイメージについてご紹介しました。

そのすべてをいきなりプラスに変えるのは中々こんなんでしょう。それが当事者やその家族であれば尚更です。

ですが、「できることがある」という考えを1つ持つだけで、その不安は徐々に解消されていくはずですので、ぜひ諦めてしまわず良い方向に付き合っていけるようにしてみてくださいね。​