シンガーになって認知症を吹き飛ばす
生活習慣を見直すことが認知症の予防に最も効果的だと言われています。
日々の運動はもちろん、食生活や人付き合いを変えてみることで、大きな変化が得られます。
しかし、そう簡単に変えられないのも事実です。それは認知症予防という目的が、当人からすると意外と明確では無いということが、理由として挙げられます。
認知症を予防するための三大リスク
リスクがわかれば対処ができる
認知症を遠ざけるためには、まずその原因を突き止めなければなりません。その中でも三大リスクとされているのは「ストレス」「疲れ」「刺激なし」です。
生活の中からストレスを無くすということは不可能です。それは、人間が生きていく上ではストレスは必要でもあるということです。
なので、ストレスは解消する方法を持っておく必要があります。
次に、疲れの解消です。肉体的疲労は目に見えやすい反面、精神的な疲労は見えづらく解消が難しいとされています。
積もり積もれば、これがストレスとなり、より悪化の一途をたどります。
そのため、ストレスを解消することと疲れを解消することはセットで考える必要があります。
最後に刺激の有無についてが、認知症予防において大切だと言われています。
毎日同じサイクルを繰り返していると、ストレスや疲れがなくても刺激はどんどん減退しています。
そうなれば、脳はどんどんと衰え、認知症の危険に晒されてしまいます。
継続的に刺激を得るためには、突発的な方法ではなくシステム化することが大切だと言えます。
今日からミーハーになろう
まずは刺激を得るシステムづくりをしていきましょう。
筆者がオススメする方法はカラオケです。ここでタイトルにもあるシンガーと結びつきます。
聞く刺激と歌う刺激
曲を聞くということは脳に刺激を与えることになります。そして、それを真似て大声で歌うのはストレスを発散しながら、身体に十分な刺激を与えてくれます。
カラオケ流れる文字を追うことは、左脳がフル回転するため、知らずと頭を使っているのです。
1人で行くのも構いませんが、せっかくであれば友達を作って行くと良いでしょう。
自分が歌う際、より上手く歌いたいという承認欲求が働き、歌いきれた後には十分なドーパミンが分泌されるのです。
流行りの曲はなんだろう?
毎回同じ曲を繰り返していると、左脳の働きはどんどん減っていきます。
そうしないためにも、ミーハーであることが大切です。
最近流行りの曲をどんどん聞いて挑戦することで、継続的に刺激を得られます。
ネットが普及している今、新しい曲を仕入れることは容易になりました。近代技術をフル活用して流行を知ることは、認知症予防においてとても大切なことです。
一流は休みにこだわる
前項でストレスの発散と刺激を得ることができるようになりました。
ここからは、疲労の解消について考えていきます。
そのために、あなたはより良いシンガーとなる必要があるのです。
睡眠の質はパフォーマンスにつながる
一流のシンガーは睡眠を大切にします。
常に良いパフォーマンスをするために、体を休めることが大切だと知っているからです。
1週間に1度、カラオケへ行くというサイクルをもし作った場合、毎週少しづつでもレベルアップしたいと考えます。
そのためには、毎日の体のメンテナンスが欠かせません。
休むことも仕事だと思うためにも、その意味付けが大切なのです。
寝るために疲れる
大声を出すということは、とてもエネルギーを使います。
最近のカラオケでは、歌い終わった後に消費カロリーが表示されます。実際はそれ以上に消費されていると考えても良いでしょう。
ストレスを発散、刺激を得る際にエネルギーを目一杯消費することで、その後の睡眠へのアプローチができます。
無理に寝るのではなく、寝たいと思えるように体をコントロールすることが大切なのです。
認知症を予防したいと考える方は、是非シンガーを目指してみてください。プロになるというわけではなく、あくまであなたの中で思い描くシンガーで構いません。
今回挙げた効果以外にも、理にかなっているポイントは山程あります。
何よりも、「したい」を引き出すことが、認知症に打ち勝つためには重要だということです。