ロコモティブシンドロームって??知らないままだと要介護や寝たきりに!?
こんにちは。
健康ラボステーションの竹本です。
皆さんは「ロコモティブシンドローム(ロコモ)」という言葉をご存知ですか?
ロコモティブシンドロームとは、運動器の障害により、立ったり歩いたりするための身体能力(移動機能)が低下した状態を言います。
ロコモティブシンドロームになると、骨・関節・筋肉などが動かしづらくなったり、痛みが生じてしまったりすることで、日常生活に必要な立つ・歩く・座るなどの動作が億劫になってしまいます。最終的にバランス能力が低下することで、転倒・骨折につながり、要介護・寝たきりになるリスクが上昇する可能性があると言われています。
「人生100年時代」と言われる中、80歳になっても元気に歩いて、楽しく過ごしたいですよね。日常生活に支障はなくても、ロコモティブシンドロームは気付かぬうちに進行している場合があると分かっています。要介護や寝たきりにならないためにも、今から予防しておくことが重要です。
あなたももしかしてロコモ??
現段階であなたがロコモか、そうでないのか、簡単に分かるテストがあります。
以下のURLにアクセスしていただき、「ロコチェック」を行ってみましょう。
7つの項目のうち、1つでも当てはまれば、ロコモティブシンドロームの心配があるため、今からトレーニングを行ってロコモティブシンドロームの進行を予防する必要があります。
https://locomo-joa.jp/check/lococheck
出典:日本整形外科学会:ロコモティブシンドローム予防啓発公式サイト ロコモオンライン
ロコモティブシンドロームを予防するには??
①「ロコトレ」を続ける
要介護や寝たきりにならないために、毎日少しずつでもいいので、以下のトレーニングを行うことが大切です。
・片脚立ち:床に付かない程度に片脚を上げて行います。転倒しないようにつかまるものがある場所で行いましょう。
(1日の目安=左右1分間×3セット)
・スクワット:足を肩幅に広げて立ち、お尻を後ろに引くようにして2~3秒かけてゆっくりと膝を曲げ、元に戻します。
(1日の目安=5~6回×3セット)
「片足立ち」と「スクワット」でいつまでも元気な足腰を目指しましょう。
② たんぱく質、エネルギーをしっかり摂る
筋肉の材料になるたんぱく質は不足しやすい栄養素のため、毎日積極的に摂ることが大切です。また、たんぱく質だけでなく、エネルギー源となる炭水化物や脂質をしっかり摂ることも大切です。運動をしているのに、エネルギーが不足してしまうと、筋肉を分解してそこからエネルギーを産み出そうとします。筋肉量を減らさないためにも、たんぱく質だけでなく他の栄養素もしっかり摂るようにしましょう。
作成:認定NPO法人 健康ラボステーション 管理栄養士 竹本 舞花
武庫川女子大学卒業後、2020年4月に認定NPO法人健康ラボステーションへ入社。管理栄養士の資格を所持。 |