アイフレイルとは?
こんにちは。
健康ラボステーションの竹本です。
皆さん、「アイフレイル」という言葉をご存知でしょうか?
眼を表す「アイ」に、「フレイル」という単語をつなげた言葉です。
フレイルとは、簡単に言うと加齢とともに心身の活力が低下し、要介護状態になる危険性が高くなった状態を指すため、「アイフレイル」は、眼の機能低下を意味しています。
詳しく説明すると、『加齢に伴って眼が衰えてきたうえに、様々な外的・内的ストレスが加わることによって眼の機能が低下した状態、また、そのリスクが高い状態』と言われています。
眼は加齢とともに様々な面で衰えますが、外的要因(生活習慣、喫煙、紫外線、低栄養など)や内的要因(糖尿病、高血圧、遺伝、家族歴など)が加わるとさらに衰え、見えにくさを自覚するようになると言われています。眼の機能低下を早期に発見できれば予防や治療を行えるため、常日頃から眼の健康を意識することが大切です。
アイフレイル セルフチェックリスト
眼の健康が大事だと分かったところで、自分の眼がどういう状態か知ることが大切です。アイフレイルのセルフチェクリストで自分の眼の状態を確認しましょう。
2つ以上当てはまった方はアイフレイルの可能性があるため、眼科専門医へ相談をおすすめします。
アイフレイルに必要な対策は?
アイフレイルの予防のためにできる対策は3つあります。
①生活習慣の見直し
高血圧や糖尿病になると、網膜(眼に入ってきた光を受け取る部分)の毛細血管に損傷を与え、網膜へ供給される血液量が減少することによって、酸素や栄養素が上手く行き渡らなくなり、網膜症につながると言われています。
特に、糖尿病の場合は、糖尿病性網膜症という合併症を引き起こすと、失明に至る可能性も考えられています。
眼の健康を守るためにも、普段の生活習慣を見直すことが大切です。
また、タバコに含まれるニコチンは血管を収縮し、血流を悪くするため、視力低下や失明を引き起こす可能性があると言われています。
喫煙をする方は、さらに気を付ける必要があります。
②眼科検診を受ける
眼の病気には自覚症状がほとんどなく進行していくものも多いと言われています。何も症状が無い場合でも、年に1回眼科を受診するようにしましょう。早期に発見できれば進行を抑えることができます。
③眼の健康維持に役立つ栄養素を摂る
表に記載している栄養素は眼の健康維持に役立つ栄養素と言われているため、各栄養素が多く含まれている食材を取り入れるようにしましょう。
自覚症状がほとんどないため、眼の健康を気にしたことがないという方も多いと思いますが、今回の記事をきっかけに、眼の健康について考えてみていただけると嬉しいです。
作成:認定NPO法人 健康ラボステーション 管理栄養士 竹本 舞花
武庫川女子大学卒業後、2020年4月に認定NPO法人健康ラボステーションへ入社。管理栄養士の資格を所持。 |