バランスの良い食事、摂れていますか??
こんにちは。
健康ラボステーションの竹本です。
突然ですが、皆さんバランスの良い食事を摂れていますか??
とても基本的なことですが、やはり食事のバランスを整えることは健康を保つ上で非常に大切です。ダイエットで炭水化物を抜いてサラダしか食べない方や、逆にファーストフードばかり食べている方など、極端な食生活をしている方も中にはいらっしゃいます。
では、バランスの良い食事とはどういった食事なのでしょうか?
栄養素は大きく分けて炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルに分けられますが、「主食」「主菜」「副菜」が揃っているとこのバランスが整いやすくなります。1回の食事でこの3品を揃えることを意識しましょう。
「主食」
米、もち、パン、うどん、そば、スパゲティーなど炭水化物を主成分とし、エネルギー源となるものです。1日の摂取エネルギー量の約50~60%は主食で摂ります。
「主菜」
肉、魚、卵、大豆製品、乳製品などたんぱく質を主成分とするもので、筋肉や血液など体を作る材料になります。
「副菜」
野菜、きのこ、海藻類などビタミンやミネラル、食物繊維の供給源で、体の調子を整える働きがあります。1回の食事につき2品以上取り入れることが目安です。
バランスの良い食事を心がけている人の割合は?
農林水産省の「食育に関する意識調査報告書(令和5年3月)」によると、「主食」「主菜」「副菜」を揃えて食べることが1日に2回以上あるかという質問に「ほぼ毎日」と回答した人は40.6%、「週に4~5日」と回答した人は20.2%、「週に2~3日」と回答した人は25.0%、「ほとんどない」と回答した人は11.9%となっています。
また、若い世代(20~39歳)では、「ほとんどない」と回答した人は19.8%と、5人に1人があまりバランスを気にしていないという結果になりました。食事のバランスが崩れると、体に必要な栄養素が不足してしまうため、体調が悪くなったり、肥満や糖尿病などの病気につながるリスクが高くなってしまいます。現代人は忙しい人が多く、食事に時間をかけることが難しいため、いかに簡単に食事のバランスを整えられるかがポイントになります。
簡単に栄養バランスを整える方法
- 冷凍食品を活用する
コンビニやスーパーなどにはたくさんの種類の冷凍食品が販売されています。野菜を調理するのが面倒でなかなか食べないという方は、冷凍野菜がおすすめです。ほうれん草やいんげん、ブロッコリーなどを電子レンジで加熱して、めんつゆやマヨネーズで味付けするだけで簡単に副菜が出来上がります。使いたい分だけ使えて、長期保存できるのも良いですね。
- 缶詰を活用する
缶詰はたんぱく質を多く含む肉や魚、野菜や果物など品揃えが豊富です。ツナ缶やサバ缶はたんぱく質が豊富なので、「主菜」が足りないというときは缶詰で簡単に補うことができます。サラダにトッピングしたり、パンに挟んだりアレンジも可能です。
- 鍋でタンパク質と野菜を摂る
鍋料理は肉や魚、豆腐などのたんぱく質と、白菜やねぎ、キャベツなどの野菜を同時に摂ることができます。自宅にある食材で簡単にでき、一度にたくさんの食材を食べられるので、一気に栄養バランスを整えることができます。
栄養バランスを整えると体の調子が良くなり、楽しく毎日を過ごすことができるようになります。食事が乱れているという方は、この記事をきっかけに、「主食」「主菜」「副菜」を揃える意識をしてみてはいかがでしょうか?
作成:認定NPO法人 健康ラボステーション 管理栄養士 竹本 舞花
武庫川女子大学卒業後、2020年4月に認定NPO法人健康ラボステーションへ入社。管理栄養士の資格を所持。 |