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重度認知症デイケアとは〜デイケアの内容や費用について徹底解説〜

2021年9月28日

「重度認知症デイケア」というサービスをご存じですか?
重度認知症デイケアとは進行した認知症を抱えている患者様とそのご家族をサポートするデイケアです。

今回は重度認知症デイケアについて詳しく紹介していきます。

重度認知症デイケアとは

重度認知症デイケアとは、その名の通り重度の認知症を抱える患者様が日中安心して過ごせるようさまざまなプログラムを実施するデイケアのことです。保険適応のデイケアですのでご家族にも負担が少なく利用していただけます。

重度認知症デイケアの特徴

重度認知症デイケアの最大の特徴は医師、看護師といった専門スタッフが配置されていること。精神科医師、精神科で勤務経験のある看護師、作業療法士、精神保健福祉士、介護スタッフといったさまざまな分野の専門スタッフから質の高いケアを受けることができます。

万が一急変が起きても医師による診察や専門的な処置を受けることができるのでご家族も患者様も安心してご利用いただけます。

重度認知症デイケアの対象者

厚生労働省によると、重度認知症デイケアは”精神症状及び行動異常が著しい認知症患者(「認知症である老人の日常生活度判定基準」が ランクMに該当するもの)の心身機能の回復又は維持を図るため”に行われます。

日常生活判定基準がランクMとはせん妄、妄想、自傷・他害、興奮などの精神症状や精神症状によって引き起こされる問題行動が継続して行われている状態を指します。つまり家で家族が看護を行うことが難しく、医療機関の介入が必要な状態の患者様が対象者となります。
(参考:厚生労働省資料

重度認知症デイケアの費用

重度認知症デイケアの費用は医療保険制度や自立支援医療制度が適応されます。医療保険と介護保険を併用して使用することも可能ですので費用を抑えることが可能です。

自立支援医療制度とは精神疾患によって通院治療を受けている方が医療費の一部を公費で負担できる制度のこと。世帯収入などによって上限が定められているため上限を超える分の負担は行わずに済みます。

重度認知症デイケアの1日の流れ

重度認知症デイケアの一日の流れを紹介します。重度認知症デイケアはお迎えからスタートします。中には移動も治療の一環と考え、来院が促される場合も。基本的には自宅まで送迎スタッフがお迎えに行きます。そして施設に到着したらまずは健康チェックが行われます。いわゆるバイタルサイン測定です。

その後医師による診察が行われます。その後は個別のプログラムの実施、食事、服薬、集団プログラムの実施が行われ、終了時間になったら自宅までお送りする流れとなります。

個別プログラムでは心理士による回想法やSSTといった行動療法などが行われます。集団プログラムでは音楽療法、園芸療法、スポーツや体操が行われます。身体を動かしたり頭を使うことで、心身のリハビリを目指します。

一連の流れは例であり、詳細な内容は施設によって違いがありますのでご家族と本人がよく相談し納得できる施設を選択することが重要となります。一日体験などを利用して患者様の雰囲気にあった施設を選択するのが良いでしょう。

まとめ

今回は重度認知症デイケアについてご紹介しました。

重度認知症デイケアは医療保険を利用して通うことができるサービスです。
利用することでご家族の介護負担を軽減し、認知症患者様も安心して過ごせるようになります。

専門的な知識を有するスタッフが個別に作られたプログラムを行うことでより患者様らしく生活できるようサポートいたしますのでぜひご利用をご検討ください。

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