コーヒー・カフェインの豆知識
皆さん、こんにちは!健康ラボステーションの樋口です。
私は学生時代にバリスタのアルバイトをしていたこともあり大のコーヒー好き!
そこで今回はコーヒーやカフェインについての豆知識をご紹介したいと思います。
通称「アメリカン」とは?
「アメリカンひとつ!」というセリフ、喫茶店などで耳にしたことはありませんか??
日本ではアメリカンコーヒーは「薄めのコーヒー」「お湯で割ったコーヒー」などと認識されていることが多いですが、実はこれは和製英語です。
本来、アメリカンコーヒーは「浅煎りのコーヒー」を指します。
浅煎りのコーヒーは加熱度が低い分、カフェインなどの成分が多く残っています。
アルバイトをしていたカフェでは「夜眠れなくなるから、薄めのコーヒーにするわ。」とアメリカンコーヒーを選ばれるお客様もいらっしゃいました。実際、アメリカンコーヒーと称して「薄く淹れたコーヒー」を出しているお店と、「浅煎りのコーヒー」を出しているお店が混在しているので、気になる方はお店の方に聞いてみてください。
カフェインのメリット・デメリット
カフェインの作用として、「覚醒作用・交感神経刺激作用」は広く知れ渡っています。
上の図のように、交感神経が刺激されることで目が覚めやすくなる他、心拍数などが増加することにより基礎代謝が上がると言われています。カフェインをとった後に運動をすることで中性脂肪が分解されやすくなるという研究も行われています。
また、ドーパミンの分泌を促進することによる集中力や運動能力の上昇といった効果もあり、2004年まではカフェインはドーピング検査の項目にも該当していました。
しかし、もともとストレスの負荷が大きいひとや、緊張状態の人がカフェインを摂ると、少量でも睡眠の質を下げてしまうことがあります。
カフェインには、他にも様々な作用があります。
例えば、脳血管を収縮させる作用があるのですが、脳血管が拡張されることで発生する偏頭痛を、カフェインを摂取することで一時的に緩和させることができます。しかし、頭痛の中で最も多い緊張性頭痛は、血管が収縮することで起こるため、かえって悪化させると言われています。
また、脳血管とは反対に腎臓の血管は拡張されるので、腎臓に流れる血流量が多くなり、利尿作用が高まります。老廃物などの代謝がアップし、むくみの改善などが期待できますが、ミネラルの吸収を阻害したり、脱水症状を起こしたりする可能性もありますので注意が必要です。
カフェインが認知症に効く!?
コーヒーが認知症に効くのではないかという研究も、いくつかなされています。
2009年埼玉医科大学の森隆准教授らが、アルツハイマー病の高齢のマウスに、コーヒー5杯分に相当するカフェインを投与し迷路に入れたところ、健康なマウスと同様の結果を見せたという報告がされています。
他にもスウェーデンとフィンランドの合同研究チームも、コーヒーを1日3~4杯飲んだ場合、認知症やアルツハイマー病を発症するリスクが60%ほど低下したと発表しています。
このようにカフェインには、メリット・デメリットはありますが様々な作用があると言えます。
飲み方に気を付けて楽しいコーヒーライフを
カフェインの半減期は体質にもよりますが約5~8時間といわれています。
半減期とは、血中濃度が約半分になるまでの時間を表しています。
つまり、カフェインの代謝が体質的に苦手な場合、寝る8時間前に摂取したカフェインですら、睡眠に影響を与える可能性があるということです。
とくに寝つきが悪い、眠りが浅いというお悩みをお持ちの方は、寝る直前だけではなく5~8時間くらい前にはカフェインの多いコーヒーや紅茶、緑茶などの摂取を控えてみてはいただくといいでしょう。
ぜひ適切な飲み方を意識して、コーヒーや紅茶を楽しんでみてください。
執筆:認定NPO法人 健康ラボステーション 管理栄養士 樋口 遥香
大手前栄養学院専門学校卒業後、2016年4月に認定NPO法人健康ラボステーションへ入社。管理栄養士・介護食コーディネーターの資格を所持。 |