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認知症と向き合う|無駄な買い物に要注意!対応方法が大事です【動画あり】

2020年7月1日

 

もしかして、これって認知症の予兆なんじゃ・・・!?

ご家族で、そう感じたことはありませんか?

そんな時は焦らず、笑顔で対処することが大事です。苦言を言ったり、怒鳴ってしまえばそれこそ逆効果になるからです。

今回はそんな認知症と向き合うためと、どういったこと予兆があるのかについてをご紹介します。

 

デジャヴ!?同じ物が増え続ける

まずはコチラの動画をご覧ください。

 

※こちらは制作会社様より掲載許可を頂いた動画です

 

このような体験をしたことはありませんか?

これは認知症の症状の1つです。昔さり気なく「良い」「美味しい」と言ったその一言を鮮明に記憶しており、買い物に出かけてそれを見かけると、良かれと思って購入してしまいます。

次の日になれば、間近の経験である「ロールケーキを購入した」ということは完全に抜け落ちており、過去の一言だけが思い出され、初めてのことのようにまたまた買ってきてしまうのです。

動画のように、ロールケーキを毎日買ってきてしまうぐらいであれば、財布に多少のダメージであっても大きな支障はないと思い気にせずスルーしてしまうかも知れません。ですが、もしこれが電化製品など高額商品であればどうでしょうか?。

買い物へ行ったはいいものの、その買い物途中に本来の目的を忘れてしまい、レジを通さず商品を持ったまま出てしまい、万引きのようなトラブルに発展してしまえば、それこそ警察沙汰になり大問題です。

そのため、認知症の予兆が感じられた際は、小さな気付きを丁寧に対処することこそが、本人やその周りも含めて被害を最小限に抑えるために大切なことなのです。

 

絶対に怒鳴ってはいけません

毎日のように同じものを買ってきてしまわれると、それが小さな金額であったとしても「お金が勿体ない」「もう買ってこないで」と思うのが人間として当たり前のことです。

ですが、そこで強く否定や注意をしては絶対にいけません。怒鳴ってしまうようなことはもってのほかで、完全に逆効果になってしまいます。

 

笑顔で受け入れる

一番の対処方法は、笑顔で感謝を伝えて受け入れるということです。

そして、冷蔵庫へしまうのを一緒に行い、既にロールケーキがあること、いつも買ってきてくれているということをさり気なく伝えてあげましょう。

もちろん、即効性を期待することはできませんが、伝えるということは重要です。

また、動画のように買ってきてくれたのであれば、その後お茶の時間で一緒にいただくことで「ロールケーキを買ってきて、一緒に食べた」という一連の流れを記憶として残してあげることも有効です。

もし糖尿病などを抱えており、食事制限がかかっているようなケースであれば、本人には別のものを提供したり、お茶だけにしておいて、目の前でロールケーキを食べる姿を見せることが、覚えてもらうための一つの手段となります。

 

存在を伝える

どうしても、前日の記憶だとすっぽり抜け落ちてしまうものです。そのため、買い物に出かける前に、さり気なくロールケーキの存在を伝えたり、財布の中に今冷蔵庫内にあるもののメモを入れてあげておくというのも良いでしょう。

時間があれば、たまに買い物へ同伴してあげ、ロールケーキのコーナーの前で「ロールケーキは昨日買ってきてくれたから必要ないね」としっかり伝えてあげることで、次の日以降にもその効果は十分望めます。

買い物へ行くことを制限してしまったり、苦言を言い続けるようなことはせず、あくまでさり気なく共感する姿勢で接することが大切です。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

ご家庭の中で、もしこのようなケースがあれば冷静に対処してみてください。そして、どうしても解決しなかったり、対応が難しいと感じれば病院で専門家に相談してみるのが良いでしょう。

認知症の悩みを抱えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

監修大阪市立大学大学院医学研究科 神経精神医学 講師
内田 健太郎先生
日本認知症学会専門医

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