【コミュニケーションと本人の意思尊重】 Q. 亡くなった配偶者や親が「まだ生きている」前提で話をしたり、探しに行こうとしたりします。事実を伝えて訂正すべきなのか、話を合わせるべきなのか、接し方に迷います。
Q:亡くなった配偶者や親が「まだ生きている」前提で話をしたり、探しに行こうとしたりします。事実を伝えて訂正すべきなのか、話を合わせるべきなのか、接し方に迷います。
亡くなったご家族を探すお姿を見ると、どう接するべきか戸惑ってしまいますよね。
このような時、避けたいのは事実を突きつけて訂正することです。「もう亡くなったでしょ」と伝えると、ご本人は「今初めて身内が死んだと知らされた」のと同じ強いショックと深い悲しみを味わうことになります。
そうなんですね
ご本人の中では、その方は確かに生きています。まずはその世界観に寄り添いましょう。
高齢になり社会的な役割から引退し、心身の衰えが目立ってくると、孤独や寂しさが募るものです。
その根底にある「会いたい」という感情に深く共感してあげましょう。
その上で、「今、お出かけしているみたいですよ。お茶を飲みながら待ちましょうか」と、ご本人が納得しやすい理由を伝えて安心させ、別の行動へと自然に誘導しましょう。
無理に現実を教え込む必要はありません。お互いの心さえ通じ合えば、その場に穏やかで良い空気が生まれます。
参考:「151人の名医・介護プロが教える認知症大全」繁田雅弘ら監修 小学館



