【コミュニケーションと本人の意思尊重】Q. 認知症の人とのコミュニケーションで、特に気を付けるべきことは何ですか?

Q:認知症の人とのコミュニケーションで、特に気を付けるべきことは何ですか?
認知症の人と接する際、最も大切なのは「認知症だから」と特別扱いせず、一人の人間として向き合うことです。
例えば、目の前にいる人が「65歳の女性、家族は夫と子ども夫婦に孫1人、趣味は手芸」という人なら、どう接するかで悩むことはないのではないでしょうか。
なるほど~
認知症と言う病気によって苦手なことが増え、失敗が多くなるかもしれませんが、その人らしさや好きなことが失われたわけではありません。
例えば、手芸が趣味の人であれば「最近、何か作りましたか?」と話しかけるように、その人の興味や関心に寄り添うことが自然なコミュニケーションにつながります。
そうですね!
「認知症」というフィルターをいったん脇に置けば、どう接すれば良いかで悩むことは少なくなります。
もし、話が伝わらなかったり、同じことを何度も尋ねられたりするなら、「何度でも付き合って話そう」と受け止める気持ちで、根気よく向き合っていくことが大切です。
参考:「家族のための認知症ケア」繁田雅弘著 NHK出版