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【日々の生活における工夫】Q. お金の管理(年金、預貯金など)は、どうすればいいでしょうか?

 Q:お金の管理(年金、預貯金など)は、どうすればいいでしょうか?

 

 ご本人の判断能力の状態に合わせて対応を変えていくことが大切です。

 

 そうなんですね

 

 判断能力が比較的しっかりしている段階では、まず財産全体の「見える化」を行い、ご本人と共有しましょう。

その上で、一番問題になりやすい日々の生活費の管理についてルール作りを進めます。
通帳や印鑑、キャッシュカードの保管場所を決め、安易に持ち出せないように工夫することが重要です。

お金の出し入れは、できるだけご本人と一緒に行い、記録を残しておくと、後々のトラブルを防げます。
また、公共料金などの支払方法の整理や、いざという時のために金融機関へ相談しておくことも有効です。

 

 なるほど

 

 ご本人の判断能力に不安が出てきた段階では、公的な制度や法的な仕組みの活用を検討します。

お住まいの社会福祉協議会が窓口となる「日常生活自立支援事業」や、「成年後見制度」「家族信託」などがあります。
どの方法が最適かは、ご本人の状況やご家族の希望によって異なります。
一人で抱え込まず、まずは地域包括支援センターやケアマネジャーに相談し、専門的なアドバイスをもらいましょう。

参考:厚生労働省|日常生活自立支援事業

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