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医師に相談するときのポイントを教えてください

 Q:心配なので、やはり、お医者さんに連れて行こうと思うのですが、相談するときのポイントを教えてください。

 「受診のときには、患者の状況を良く知っているパートナーや家族に付き添ってもらうのが重要です。患者の発言が正しいかどうかも含めて、客観的な意見が診断には必要だからです。」

医師にできるだけ正確な情報で診断してもらえるように、事前に患者の様子を記載したメモを用意しましょう。
たとえば、次のようなことです。

  • もの忘れなどの症状はいつころ(たとえば、〇年ころから)から、どのように起こったか
  • もの忘れの内容と頻度
  • 現在の状態、たとえばお金の管理、買い物、トイレ、仕事、会話のようすなどはどうか
  • 生活習慣や性格、行動の変化はあったか
  • 服薬状況や既往歴
  • 家族の認知症の有無

 

 認知症でなくとも、医師の前で家族の症状を正確に伝えるのは、簡単ではありません。

メモを作成するとき、ひょっとしたら家族同士で確認する必要も出てくるかもしれませんね。

「認知症になったのは、2番目のお姉さんだっけ?」「ううん、父方のおばさんよ」など。

このようなメモを用意しておくと、医師は正しい診断と適切な処理がしやすくなります。

参考:認知症を予防・克服するために/鳥取大学医学部

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