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【制度・法律・将来への備え】Q. 終活(エンディングノート、遺言など)について、本人の意思をどのように確認・準備すればいいですか?

 Q:終活(エンディングノート、遺言など)について、本人の意思をどのように確認・準備すればいいですか?

 

 終活や遺言の話は切り出しにくいものですが、一気に全てを決めようとせず、まずは「身近な暮らしの見直し」から始めるのがおすすめです。これが将来について考える良いウォーミングアップになります。

 

 そうなんですね

 

 例えば、「地震に備えて、家の中に危ない場所はないか点検しない?」「通帳の場所、みんなで確認しておこうか」「次の定期健診、一緒に行こうか」といった会話は、ご本人の安全や安心に直結するため、自然なきっかけになります。

特に定期的な健康チェックは、体調の変化に気づく大切な機会です。これからますますお世話になるかもしれないかかりつけ医と、日頃から何でも話せる関係を作っておくなど、医療とのつながりを大切にしていきましょう。

 

 なるほど

 

 こうした準備と並行して、エンディングノートの活用も有効です。エンディングノートは、ただ希望を書き記すだけでなく、医療や介護、財産について調べながら書き進めることで、本人と家族が情報を整理し、共有する絶好の機会となります。

難しい部分は空欄でも構いません。本人が元気なうちに少しずつ書き留めておくことで、いざという時にご家族が判断に迷うのを助けてくれる、何より心強いお守りになるはずです。

参考:「151人の名医・介護プロが教える認知症大全」繁田雅弘ら監修 小学館

 

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